家庭菜園のポイントは、自分で育てる安心感です。
お野菜を育てる=農業の知識とは違います。
今の農業は、「あれを使うといい。こっちのがいい」と
まるで私達人間が健康にとって何がいいか?とサプリメントが
溢れている状態です。
サプリメントは人それぞれ体質によって合う合わないがあると一緒で
お野菜を育てるためには、その土壌がどんな性質か知る必要があります。

素人にはなかなかできません。

素人がカンタンにお野菜を育てるためには、
一番は見守ることで手をかけない。
肥料を与えすぎない。これに尽きます。

土が健康であればお野菜は勝手に育ちます。
土着菌と言われる菌がたくさん活動している土壌では、
何もしなくても、微生物が土壌を分解し、勝手に循環します。
肥料の入れすぎが一番微生物の活動を妨げてしまいます。
人間で言ったら、糖尿病状態になっているからです。
病気なので、薬を与えないと生存できない人間のように
手をかけ続けなければ、お野菜が育たない環境になります。
最初の2年程は土作りがオススメです。

抜いた雑草をとにかく土の上にどんどん放置していくだけです。
虫がやってきて、ミミズが増えて、土の中の微生物が活発化し、循環が始まります。
土をいくらオーガニックにしても、虫に食べられてしまうことがあります。
ケミカルに汚染されていないお野菜は、
自分で虫を寄せ付けない匂いを発するので、虫に食われないんです。

ホームセンターで購入する苗は、
一気に育てるため、不自然な状態で発芽していますから、
土をオーガニックにしても、虫喰いに遭ってしまいます。

殺虫剤は、食品のみで対応できますので、
殺虫剤もオーガニックなものを使うことをオススメします。
プランターで栽培する際は、最初に腐葉土などを入れたものだけで十分です。
腐葉土は出どころが放射能汚染地域の腐葉土も出回っていますので、
産地を見て購入されることがオススメです。
腐葉土も自分でカンタンに作れますが、最初は市販商品でされたほうが負荷がかからないです。

できれば、原種の種から発芽させることがオススメです。

スーパーのお野菜、ホームセンターの苗は、
F1品種と呼ばれ、種が発芽しないように品種改良された不自然なお野菜だからです。

原種の種は「野口の種」で購入できます。

育ち方は、バラバラですが、これが自然です。

家庭菜園は、経済的にメリットがありますが、
手がかかってしまえば時間が取られ、非合理的です。

どうせやるのであれば、
「発芽したら、放置で見守っていたらお野菜できた」こんな自然派家庭菜園をオススメします。