バイオマスプラスチックを使うなら、普通のプラスチックを使う理由

バイオマスプラスチックとは、
全体の25%以上が有機物で出来ていれば、バイオマスプラスチックとして
市場で売り出すことができます。

100%有機物でできたバイオマスプラスチックは存在せず、
例えば、25%が有機物、75%がプラスチックでできた
バイオマスプラスチックは、結局75%は今までと同じということになります。

またバイオマスプラスチックの有機物は「でんぷん」が
必要とされ、原料として、サトウキビ、とうもろこしなどが使われます。
バイオマスプラスチック市場が盛んになると、
アフリカの子どもたちが食べるとうもろこしなどが
行き渡らなくなります。

そして、バイオマスプラスチックを製造する過程で
多くの二酸化炭素が排出されますから、
本末転倒です。

二酸化炭素削減の為に、バイオマスプラスチックを使うのに、
そのバイオマスプラスチックを生産する過程で
大量の二酸化炭素を出す。

という現状です。

また、プラスチックはリサイクルできますが、
バイオマスプラスチックはリサイクルできません。

こういった商品の背景を知ると、
いかにナンセンスなことでうわべだけで
サスティナブルな暮らしやら、循環経済などをアピールしている
企業が多いかご理解いただけるかと思います。

アフリカの子どもたちのご飯を
私達は、私達の都合で奪ってはならないと感じています。

これが当店がバイオマスプラスチックを扱わない理由です。